湖月庵はフェルデンクライス、ヨガ、合気道の三本柱で活動しています。
2021年8月より
オンラインレッスンが開講されました!
赤ちゃんの寝返り、ずり這い
フェルデンクライスを学ぶにあたって赤ちゃんの発達段階を丁寧に観察することは大変有意義です。ATMレッスンはそれらを元に作られているものも少なくありません。
ATMレッスンは何百種類もあります。はじめて参加する方、膝の痛い方、経験の長い方、参加者も多様に同時存在します。
わたしにとって指導することはライブ演奏者と同じ感覚です。既知のレッスンに忠実に行うこともあれば、その時、その場に集まってきた方に必要なものを嗅ぎわけて(季節や天候や湿度も含め)即興で変えたり、新しい要素が天啓のように降りてきた時は、オリジナルな展開をします。
生まれたての仔鹿
同じくフェルデンクライスのATMレッスンには生物の進化の過程を追いかけているものや動物の生育段階を追いかけているように感じるものもあります。
4本足の動物は二足歩行の人間と違って生まれ落ちてすぐに自分の足で立ち上がります。このレッスンに私はそんなイメージを持っているので「生まれたての仔鹿」と勝手に名付けています。
Riversibility
可逆性。逆にできること。裏表、行きと帰り。Riversibilityもフェルデンクライス・メソッドの大切な要素、原理原則ではないでしょうか。ところで足裏や手に乗せている本はもちろん糊でくっつけているわけではありませんよ。笑
Weber-Fechnnerの法則
ウェーバー・フェヒナーの法則。私にとってフェルデンクライスを学んで初めて知った言葉でした。感覚に関する精神物理学の基本法則。中等度の刺激について五感の全てに近似を与えることが知られている(Wikipediaより)。
もう少し平たく表現をすると中程度の刺激が人に及んだ時、もっとも人間は違いを感じ分けるというシステムをフェルデンクライス・メソッドはうまく採用しているということではないでしょうか。
一般的に加圧トレーニングによる筋トレやストレッチやヨガなど、私たちは過収縮、過伸展など強い刺激に価値を起きやすく分かりやすく手応えを感じやすいものだと思います。しかしフェルデンクライスの世界では自分の可動域の限界に挑戦するとは真逆のことを推奨されることが度々あります。
「動きは繊細で小さければ小さいほどよい」と誘導指示されることがあります。ヨガ出身の私には目から鱗の世界でした。
あくまで私個人の感想ですが、フェルデンクライスには合気道と同様に「動く瞑想」「動く禅」のように感じることさえあります。身体と意識を静かにしないと気づけないことがあります。
動きをシンプルに小さくすればするほど、内部で起こっている身体の感覚により深く注意を向けることができます。
これはフェルデンクライスの妙味だと思います。
そして特筆すべきことは「マイルドで無理のない動きの後にちゃんと身体がよい方向に変化している」効果と実感があることです。安心で安全に効果を引き出してゆくのはフェルデンクライスの素晴らしさの一つだと思います。
ふくい ちずこ
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道場のコンセプトは
そこにいるだけで呼吸が深くなり
そこにいるだけで生命力が高まる
周囲の自然環境に溶け込む外観内観のなかで
五感・六感、人の霊性を高める修業の場となってほしい
そんな想いを込めて湖月庵は誕生しました。
湖月庵は芦澤竜一建築設計事務所の建築家・芦澤竜一氏と
滋賀県立大学環境建築デザイン学科芦澤竜一研究室の学生さん達の多大な協力によって完成しました。
Access
芦澤竜一建築設計事務所
内壁の仕上げに意匠として手刀(てがたな)の跡を付けるために
左官職人さんや建築の学生さんの他に合気道の道場生も子どもから大人まで協力に駆けつけてくれました。
これからここで一緒に研鑽する道場生が共に作ってくれたことは、ことのほか嬉しく大切な記念になりました。
モーシェ・フェルデンクライス 著
安井武 訳
日本で最初にフェルデンクライスを紹介した安井武氏による訳本。本書を音読録音して実際に動いて見ることは大変有意義です。
ノーマン・ドイジ著
高橋洋 訳
この本の第5章にモーシェ・フェルデンクライスが紹介されています。物理学者、黒帯柔道家、そして動作に対する気づきによって重度の脳の障害を癒す療法家として、多角的にモーシェの功績が紹介されています。
アナット・バニエル著
伊東夏子・瀬戸典子 訳
診断のつかない発達の遅れ、子どもの脳と身体、感覚との関わりに着目しできることを広げてゆくフェルデンクライスをもとに独自の手法を展開したアナット氏のアプローチ法が紹介されている。
© 2019
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